テーマ「一人一人が防災のプロとして園児を守るために」~地域特性を知り、最新情報を生かそう~ 」(令6.1.31)の幼稚園スタッフ向け講演会

テーマ「一人一人が防災のプロとして園児を守るために」~地域特性を知り、最新情報を生かそう~ 」(令6.1.31)の幼稚園スタッフ向け講演会を行いました。
 若葉幼稚園、あさひ幼稚園を運営されている富山育英学園では、避難のときの「共助」の力を発揮し、万が一のときに、着実に実践でき、園児を守ることができる避難をシミュレーションすることに取り組んでおられます。
 私が取り組んできた地域自治会では、高齢者や乳幼児などの援助が必要な方への防災教育も必要だという感想をいただきました。そこで今回、富山育英学園の方々に協力していただき、幼稚園スタッフ向けの防災講演会を実施することになりました。

 両幼稚園の災害に対しての状況については、私の方で詳しく調べて説明しました。参加されたスタッフの皆様には、ご自宅のハザードについて、「重ねるハザードマップ」で実際に調べ、浸水災害時の対応について考えていただきました。また、「避難スイッチをいつ入れるか?」について、気象庁ホームページのあなたの街の防災情報、キキクルを実際に操作をして、主体的に情報を収集する方法を理解していただきました。
 今迄の防災講演会では、ハザードマップを使ったり、重ねるハザードマップにアクセスできるQRコードを提示して実習を行ってきました。しかし、先般の令和6年能登半島地震で明らかになったように、深刻な災害が発生したときに、ハザードマップを探したり、QRコードの掲載されたパンフレットを見つけ出すのは不可能だと分かりました。
 そこで、キーワード「重ねるハザードマップ」だけを覚えてもらって、自宅のハザードを確認する方法と、キーワード「気象庁」「あなたの街の防災情報」だけを覚えてもらって、最新の気象情報を主体的に調べる方法の実習をしました。スマートフォンを使うのが得意な方には物足りなかったかもしれませんが、多くの方は、自分のスマートフォンを使って、自宅のハザードが調べられることに驚いておられました。今後も定期的に利用されることで、防災への関心が高まるように思います。

 お忙しい中、講演会の準備を担当いただいた皆様、講演会に採火していただいた皆様、ありがとうございました。

 講演会の様子が、令和6年2月1日の北日本新聞、富山新聞に掲載されています。

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